Round 2 岡田 大介 vs 高梨 光
By Yukio Kozakai
まずは緒戦を制して、埼玉チャンプがフィーチャーエリアへと迎えられる。都道府県選手権を制した青黒コントロールで今回も参戦。長い時間をかけ、鍛えに鍛え上げられた相棒と共に、権利獲得を狙う。
対する岡田は、群馬は桐生からの参戦。熊谷で車を置き、そこから高崎線経由と、同じ関東とはいえかなりの遠征である。デッキは、完全赤白のボロスビートダウンだ。
大阪予選をトップ通過した《石の雨/Stone Rain》メイン搭載のヴァージョンを、通過者自身のブログを参考に調整したものだという。コントロールが多いと考えてのチョイスは、このマッチアップでは有利に働いている。埼玉王者へ、紅蓮の中を駆け抜ける白き兵団が牙を剥く。
| Game1 先手は岡田。軽やかに《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》をプレイすると、高梨は「やっべー、どうしよーーー！？」と、苦悶の表情を浮かべる。 続けさまに《八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails》も通し、マナをオープンにしたまま高梨へクロックをかけ続ける。高梨が動けば火力を、動かなければ、プロテクションをちらつかせて重圧をかけ続けるのみ。 たまらず《囚われしもの、幽孤羅/Yukora, the Prisoner》をプレイグラウンドに送るが、マナの無くなった高梨へ、予定調和とばかりに《稲妻のらせん/Lightning Helix》を叩き込み、《八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tails》の保護で攻撃を通した岡田があっさりと先勝して見せた。 岡田 1-0 高梨 Game2 ビートダウン相手の先手後手の差は大きい。今度は先攻スタートの高梨は、充分な数の土地と《邪魔/Hinder》がハンドにある。力強くキープを宣言。一方の岡田はマナもクリーチャーも充分ながら、その全てが2マナ以上。後手では速度で勝てないと、マリガンを宣言する。 |
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開幕こそ《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》で攻め立てる岡田だが、そのハンドにはさらなる《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru,
Hound of Konda》が。しかも2枚も。満足な展開に持ち込めない岡田。高梨の方はというと、《囚われしもの、幽孤羅/Yukora,
the Prisoner》を4ターン目に最速召喚して盤面を築いて《黒焦げ/Char》を使わせると、満を持して《曇り鏡のメロク/Meloku
the Clouded Mirror》をプレイ。
《黒焦げ/Char》を使ってしまった岡田は、《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》を守り切った高梨を前に、早々と投了を宣言する。そう。ビートダウン vs コントロールとは、《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》を巡る戦いと言っても過言ではないのだから。
岡田 1-1 高梨
Game3
土地は《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》のみながら、《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》、そして2体の《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》と激しく畳みかけ、火力が手札に溜まった頃に土地を引き始める好循環。
たまらず《忌まわしい笑い/Hideous Laughter》に手をかけるが、3体目の《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》《レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter》と後続し、《血の手の炎/Flames of the Blood Hand》を連打すれば、《囚われしもの、幽孤羅/Yukora, the Prisoner》をプレイしてしまってフルタップの高梨にはどうしようもなかった。
高梨「ある意味、その展開が一番きついわー」
岡田 2-1 高梨
Result:岡田 Wins!
